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サロメ (戯曲) : ウィキペディア日本語版
サロメ (戯曲)

サロメ』(''Salomé'')は、オスカー・ワイルド戯曲新約聖書を元にした内容。フランス語で書かれ、1891年パリで出版された。オーブリー・ビアズリーの挿画が使用されている。英訳したのは、ワイルドの同性愛の相手であるアルフレッド・ダグラス。内容の背徳性から、しばらく上演できなかった。
女優サラ・ベルナールのために書かれたと噂されるが、ワイルド自身はこれを否定している。
日本で最初にこの戯曲でサロメ役を演じたのは松井須磨子である。1914年(大正3年)、島村抱月芸術座による上演だった。
== あらすじ ==

ユダヤの王エロドは、自分の兄である前王を殺しを奪い今の座に就いた。妃の娘である王女サロメに魅せられて、いやらしい目を彼女に向ける。その視線に堪えられなくなったサロメは、宴の席をはずれて、預言者ヨカナーン(洗礼者ヨハネ)が閉じ込められている井戸に向かう。預言者は不吉な言葉を喚き散らして、妃から嫌がられている。預言者との接触は王により禁じられているのだが、サロメは色仕掛けで見張り番であるシリアの青年に禁を破らせて、預言者を見てしまう。そして彼に恋をするのだが、預言者のほうは彼女の忌まわしい生い立ちをなじるばかりである。そして事態は思わぬ方向へ向かう。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「サロメ (戯曲)」の詳細全文を読む



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